電験一種が難しいはずがない!

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原子力発電メモ

軽水炉

減速材に軽水(ふつうの水)を用いた原子炉。

濃縮ウランを燃料に用いる。

軽水は中性子の吸収が大きすぎるため、天然ウランでは核分裂反応が持続しないため、濃縮ウランが燃料として用いられる。

 

沸騰水型軽水炉(BWR)と加圧水型軽水炉(PWR)がある。

軽水炉以外の原子炉には黒鉛炉や重水炉がある。重水炉は中性子の吸収が小さい重水を減速材として用いることで天然ウランを燃料として使用できるようにしたものである。

軽水炉核分裂反応

ウラン235原子核に低速中性子をあてると核分裂反応でエネルギーとともに高速中性子が発生する。この高速中性子を軽水で減速し、低速中性子とすることで連鎖的、持続的に核分裂反応をおこす。

BWR

水が減速材と一次冷却材を兼ねた原子炉。原子炉で加熱され沸騰した水蒸気が直接タービンに送られるやばそうな構造。実際廃炉が大変らしい。

有名な福島第一原子力発電所の事故をおこしたのはこのBWR

制御は制御棒(カドミウムやホウ素で作られた中性子の吸収能力のある制御材)での制御、水の流量制御、ホウ素の注入による緊急制御がある。

PWR

加圧された水が減速材と一次冷却材を兼ねた原子炉。一次冷却水は蒸気発生器に通し、二次系の軽水を沸騰させてタービンへ送る。

制御は同じような感じ。水の流量制御はできないっぽい。

スリーマイル島メルトダウンした原子炉はこのタイプ。

参考文献

軽水炉 - Wikipedia